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まちのリハビリ屋さんです。
今回はフレイル予防パートⅡということで、フレイルの3つの柱についてお伝えします。
フレイルの3つの柱には①身体的フレイル②オーラルフレイル③社会的フレイルが含まれるので、それぞれについて解説していきます。
①身体的フレイル
【身体的フレイルの評価基準】には「体重減少」「筋力低下」「疲労感」「歩行速度の低下」「身体活動の低下」の5つの項目が用いられ、3つ以上該当する場合は「フレイル」と判断されます。
具体的には
体重を減らそうとしていないのに、半年で2∼3㎏以上も減少している
何をするのも面倒だと感じる日が週に3~4日以上ある
歩く速さが遅くなってきた
握力が以前と比べて弱くなってきた
体を動かす機会が減り、身体活動量が低下している
【身体的フレイルの対策】としては、「持病のコントロール」「運動療法と栄養」「感染症予防」などが挙げられます。
「持病のコントロール」としては、生活習慣病に含まれる糖尿病や高血圧、狭心症や、整形外科的疾患などが当てはまります。
糖尿病や高血圧の状態が継続すると、脳血管障害や心臓疾患など様々な病気の原因になりやすいです。しっかりとコントロールをして健康的な体にしていきましょう。
「運動療法と栄養」としては、とにかく【継続】が一番大切です。年齢を重ねていくと誰しもが体は衰えていきます。継続した運動をおこなっていくことで、衰えていく曲線を緩やかにしたり、向上させていくことができます。また、栄養面に関しては体作りのもっとも基礎となる部分です。栄養がなければ筋肉も付かないですし、活力も生まれてきません。特に食事の量にも注意が必要です。自分ではお腹一杯3食食べているが、体重がいつの間にか減少してる場合は、栄養補助食品の摂取も必要になってくることがあります。体重測定は定期的に行っていき、現状を把握していきましょう。
「感染症予防」としてはコロナウイルス、インフルエンザ、ノロウイルス予防など通年から季節性のものまであります。マスク、手洗い、うがいなどの標準予防対策を行っていったり、予防接種をしたりして防いでいきましょう。
②オーラルフレイル
オーラルフレイルとは口腔機能がもつ、食べることや人とコミュニケーションを図ったりする機能が低下してくることを言います。オーラルフレイルになってくると、将来的に全体的なフレイルの状態になったり、要介護状態になったり、死亡のリスクが高くなってくることが判明しています。

オーラルフレイルなのかを評価する手段としてOF-5があります。OF-5の5項目のうち2項目以上に該当するとオーラルフレイルに当てはまります。ぜひ一度確認してみましょう。

③社会的フレイル
社会的フレイルとは高齢期に社会との繋がりが少ない状態のことを言います。独居、友人・近隣者・家族との接触機会の少なさ、外出頻度が減ったなどが挙げられます。
【社会的フレイルの予防・改善方法】
定期的に買い物に出かけたり、地域で開催しているイベントに参加する、ボランティア活動やスポーツの会への参加、趣味活動などを通して他者交流を図っていきましょう。特に定年後は今まで一日の大半を占めていた仕事がない状況で、時間を持て余してしまうことが多々あります。定年前から地域活動状況や定年後の時間の使い方を考えておくことが必要かと思います。
当院では毎週火・木曜日の9:00~10:00、10:30~11:30にフレイル予防を中心とした健康体操教室を開講しています。
内容としては準備体操、椅子での足の運動、立位でのバランス向上トレーニング、セラバンドを用いた筋力トレーニング、骨盤を動かしながらの正しい姿勢作りなどを行っていきます。
基本的に年齢と共に自覚しやすい歩行時のふらつきや、転倒予防を目的とした運動となっています。
服装は動きやすい恰好であれば大丈夫です。持ち物は水分があれば平気です(内履きなどは特に必要ありません)。
定員は8名となっており、ご参加される場合はご予約のご連絡をお願いします。
1回1,000円でご利用頂けます。入会金や月会費などはなく、参加毎のお支払いとなるので、ご都合に合わせながら継続的に運動を行っていくことができます。
リハビリテーションの専門家が行っていく体操なので、ご病気を患っている方でもご参加することができます(ご病気のことで色々と不安がある際は電話にてご相談ください)。
皆様の健康作りを一緒にサポートさせて頂きます。
電話:042-454-2966
整体院ホームページ:https://machireha.wixsite.com/machireha
住所:東京都西東京市田無町2-13-21加藤102
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